ネズミをくわえた猫
2018年 11月 05日
玄関をあけるとミースケがネズミをくわえて座っていた。
…。
「おはよう、ミースケ」と言うと、くわえていたネズミをボタッと落とし「ミャー」と言う。あぁ、ミースケよ。わかったよ。もうすっかり狩りも上手になっているのもわかっているよ。それとも念押しの「この冬も、よろしく頼む」と言いたいのかミースケよ。どちらにしても、わかったよ。朝一番でありがとうね。いつでも泊まりにおいで。そう言うしかない。そう言うしかなかった。
どんどん日の出が遅くなってきている中で玄関をあけて一瞬動けなくなってしまう光景が来春まで数回つづくことは、この冬もまちがいなさそうだ。今度は、何を捕まえて持ってくるんだろうか…。ミースケが頻繁にくるようになると、雪が積もるまでのカウントダウン開始だ。
ミースケが捕らえたヒメネズミはお亡くなりになっていたので埋葬した。埋葬を確認していると、近くでエゾシカが鳴く甲高いキャーンという声が聴こえ2人で固まりながらも、しばらくするとミースケは去っていった。
おん。
写真は少し前のハマナスとノイバラが自然交配して生まれたカラフトイバラになれそうでなれていないハマナスの遺伝子が強くでている葉っぱと棘をもつ「野ばら子さん」の紅葉だ。この葉っぱの色を見ながら「大好きよ」とクドクド言う朝はつづいている。
by iroha8788
| 2018-11-05 06:05
| おはようの時間。