人間に育てられたことがない植物たち。

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足元の植物たちに向かって勝手に心の奥底から湧き出る思いを
ヒソヒソブツブツムニャムニャゴニョゴニョ・・・
まるで兄弟みたいなハイマツさん。
あなたは、何歳なの?なんて馬鹿な質問が浮かぶことすら恥ずかしい。

この地に来て気がつけば、丸3年経っていて、4年目に入っていた。

3年前、家の改装中に「大工さんの手伝い」と言いながらこれでは邪魔になるかもと思うときは必ず外へ出て、敷地内の植物の観察と探検をしていたら見つけたどう考えてもヤマドリ株のハイマツがあった。
私が住む何十年も前からお手入れされることもなく自由奔放に生きている姿が気に入ったのだけど仲良くしてくださる盆栽の先生もお手上げでその挙句に「形が悪いから切っちゃえ!」と言われショックだったけどすぐに、「それがいいのよね、形が悪いのがあなたの素敵なところ♪」と思い朝の様子伺いにも声をかけるのが日課だった。
見つけた時にはすでにカイガラムシに侵食されていたがとても元気で成長もしていた。
カイガラムシは、幸か不幸かほぼ薬剤は効かない。だからこそ春先まだ雪が残る時期にカイガラムシ除去用の固めの歯ブラシを買い、樹皮を痛めないようにゴシゴシすれば取れるのでそれを繰り返していたのだけど、長雨から抜けた7月下旬の急な暑さにどんどん株が弱ってしまい一気に枯れ込んできたと思ったら枯れてしまった。

その葬いではないけれど。
十勝岳の展望台へ本当はここで生きていたかもしれない姿を見てこようと出かけた。
火山礫や火山岩の間に生えて生きているハイマツはじめ高山植物たちを見ると、人間って、本当にどうしようもない愚かな生き物ね。と言われているようでいたたまれなくなる。
当たり前だが、人間に育てられたことがない植物たちの美しさと力強さはとにかく圧巻だ。
パノラマで見える人間が住んでいるところはさて置き、ひたすら高山植物たちを見て回っていた。

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それは世界中どの山にも生息する高山植物たちにも言えることなんだろうな。
登山入り口の本当の入り口のところでさえ、
間近で見る十勝岳の噴煙の迫力にも劣らない植物たちだった。

観光シーズンが去って道路の冬季閉鎖間際の今、行けてよかった。
うちにいたハイマツの仲間たちにもちゃんとお礼を言えた。


今はもう雪に埋もれて守られている時間となっている数日前に。






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by iroha8788 | 2017-10-24 09:52 | そういう時間 | Comments(0)