感謝の時間。

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先日「プライベート・ライブラリー」という倉本聰氏の講演会へ行ってきた。
会場に着き席に座ると主人と私以外は50~60歳代以上の方が占める座席を見渡す。
まぁ、私同様主人も変わっているのでこういうことはよくあるが、前回「屋根」という舞台を観てからだから約2年ぶりだろうか。
放映されるドラマが著作権に引っかかるということで予約さえ入れれば入場が無料だった。

それにしても倉本聰氏。
お年はあえて書かないが相変わらず舞台に登場するとタバコの匂いとあれは何の香水?の香りだろうか。それがいっぺんに香ってきた。そして倉本氏のその記憶力もさすがだとそのことがとても印象に残った。
ダンディな“おじぃちゃま”と思ってしまっても言ってはいけないのだろうが、どんなに偉くても同じ人間ということで書かせていただく。

倉本氏の話は、私が生まれた1970年代に作られた1時間ドラマを2本観てからとなった。
そのドラマのタイトルは「風船・・・・・・?」(いかん、忘れてしまった。驚‼︎)そして「あぁ、新世界」だった。
ひとつ目の「風船・・・・・」は、札幌オリンピックの時に作られたらしく高度経済成長期という「乗せられまくって全速力で走り続けた時代」を描いていた。そのオリンピック開会式の出し物にたくさんの風船をいかにうまく綺麗に飛ばすことができるかというお役所の「風船係」の人の話で、その様子はまるで今の今!バレにバレている赤字になるだけだからとどんどんオリンピックを辞退している国がたくさんあるというのに日本のお役人や一部の人達だけはおいしい思いができると私たちからますます税金をふんだくって緑を破壊しまくって頑張っているそのもので、しかもそこに「国家ナンチャラ」という言葉が出てきた時にはもう、呆気にとられてしまった。主人も私も、微動だりせずただスクリーンを凝視していた。
ふたつ目の「あぁ、新世界」は、倉本氏がNHKと喧嘩をし奥様を置いて一人札幌へ来て毎晩のようにススキノだーのどこかだーのと飲み歩いて脚本家をやめてトラック運転手になろうと思っていた頃、東京の奥様から電話がかかってきて「あなた、もう貯金が7万円しかありません!」と言われたのをきっかけに奥様への懺悔の気持ちも兼ねて描いたドラマだという。このタイトルの通りドボルザークの“新世界”の曲に合わせて話は進んでいき、ある交響楽団でシンバルを一度だけ叩くかどうかの夫と夫婦間その取り巻きの話で最後には哀れみと人間の本質がよく出ていた。しかしこれまた一向に、周りの方々は笑っているのに私たち夫婦はお尻が痛くなったので少しもぞもぞするくらいで笑えないという。これが、年齢の差?もしくは年代の差?というには、このドラマがテレビで放映された頃オンタイムで見ていた方々はどう感じたのだろう。私は今回初めて観せていただいたがなんとも理解不能というか今では常識の「洗脳」というのは現在進行形でずっと続いているのだなとつくづく思った時間だった。

14時に始まった講演会が終わったのは17時で、おまけに霙まじりのちょっとした吹雪で外はすっかり日が短くなり真っ暗の帰りの車の中で二人同時に出てきた言葉は「あの時代から人を貶めたりコケにして笑わせたりするのって当たり前だったんだねー。やっぱり。」ということだった。そして最後には「なぁーんだ、日本人てちっとも変わらないんだねー。やっぱり。」ということに落ち着いた。

倉本氏が言っていたことで特に印象に残った言葉は「新入社員で会社に入って、先輩が言っていることなどに今は逆らえないが10年後20年後には必ず言えるようになるんだとその言葉を箱にしまい鍵をかけておくのだけど、いざ10年後20年後になった時、その箱の鍵をなくしてしまった挙句にその箱自体もどこにあるのかわらかなくなって忘れてしまっているという、そういうのって面白いなぁと思ってね」ということだ。
みんな頷きながら笑っていたけれど私にはそれこそが今までの社会で積み重ねてしまった失態というか失敗じゃないんだろうかと思えてならなかった。たとえ生意気と言われようが、その時思ったことを言えない会社なんて、その時点でどうしようもないのではないかと思ってしまった。そういう先輩ほど本当のことを言うとキレる。そして陰湿なイジメを始める。そのイヤラシサ。そしてそれが今も続く社員を社畜化して行くことなんだろうと息苦しさでいっぱいになってしまった。それは社会に出て揉まれるということではなく「自分の言葉を飲み込んで長いものに巻かれてきた人たちが半永久的にループを描く人権皆無の社畜化計画」のひとつじゃないんだろうか。何だか悲しさでいっぱいになってしまう。

素敵とか素晴らしいという言葉はいつからひとを貶めたり笑いものするための言葉になったんだろう。

昔話に花が咲くという時間・・・・・。
私たち40歳代(バブルがハジけた直後就職だった世代)以降は、いつになるんだろうか。そんな時間を無事に迎えるまで私たちは生きることができるのだろうか。
メメント・モリ。


反面教師の皆様、誠に感謝でございます。とても勉強になりました。












エダーノがどんなに素晴らしいことを言ったとしてもそれは、裸の王様その他大勢すぎる議員とやらが酷すぎるからにすぎない。
私はエダーノがフクイチ爆発後に多汗をダラダラ流しながら言ったことを、決して忘れない。
所詮、海千山千口先弁護士だ。
エダーノの顔を見るとフクイチ爆発の映像が同時に浮かぶ。
あの大きい建屋が爆発したあの映像だ。

私の中で、このふたつはもうセットになっている。
この記憶を消したいと一度も思ったことはない。

私は3.11が起こる数年前にあの巨大な建屋の前の道路を通り「これが、原発か。」と鮮明に覚えている。
そして転勤で四国にいた時お遍路をしながら、愛媛県の佐田岬の崖っぷちに建っている「伊方原発」も見ている。しかも本当にバカな私は見学しに入り、若い女の子に説明を受けながら「これが放射線ですよ」と、真っ黒の箱の中でヒューンヒューンと短い線が飛んでいるのを見ている。
あの女の子はどう見ても高校卒業したてだった。元気だろうか。病気になってないだろうか。

なんであんな人たちがまだ議員でいられるのか。

森友・加計・レイピスト山口の隠蔽も何もかも、
今か今かと順番待ちしているスピン報道で忘れさせすっかりしっかりナカッタコトにしようとている。
あの人たちの掲げる公約など自分たちの利益になることだけで、私たち一般人にはスズメちゃんの涙が出たか出ないのかも見えないし実感できない。
あの人たちにとってはお金は毟り盗るものでしかなく、もっと大事なことがあることもすっかり忘れているというか興味もないのだろう。










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by iroha8788 | 2017-11-21 08:39 | おでかけ | Comments(0)