2年ぶりの猛吹雪

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カーテンを開けると、一瞬の思考停止に陥りそうになりながらも覚悟をし直す景色がそこにあった。

昨日から猛吹雪で陸の孤島と化している時間が続いている我が家だ。
この猛吹雪の中、除雪車が入ってくれたが、そのお陰で家から道路に出るところに除雪車がかいた雪で高さが1mほどの雪の壁が出来てしまい、さらにその雪の壁をかくにも約30mほどの長さに40cm以上積もっている雪をかきながら進まないといけないのだが、ホワイトアウトで外に出ることなどありえない。それは、考えるのではなく誰に何を言われようが思われようがそんなものを関係なしに自分が感じた判断をすることではないのだろうか。そしてそれは命をもって教えてくれた方々たちを忘れないためにも、ただ外を眺めるしかない生き物としての「無力さ」を味わうことに繋がると思う。
これが北極圏ならこの吹雪が何日も続くのだろうが、ここではせいぜい2、3日くらいではなかろうか。前回は1日で終わったが今回はちょっとだけ長くなりそうだ。
いずれにしても、食材も灯油もガスもある。電気が止まったとき用のポータブルのストーブも水のストックも準備してある。いつ何が起きてもおかしくない世の中で最低限自分のできることをしておくのは3.11で学んだことだ。

それにしても、「爆弾低気圧」っていうのは、いつから始まったんだろう? 夏のノロノロ台風も然りだ。
低気圧が動かないって、どうしたらこういうことになるんだ。
すべてが「気象操作・人工気象」というわけではないが、この言葉がいちいち頭に浮かび勘繰ってしまうのは私だけだろうか。調べればいくらでも出てくる言葉で「人工地震」にも関連し勘繰り屋になっている私には外せない言葉で、蝦夷地だからとかそういうレベルの話ではないはずだ。

ここに住んでいるとすべてが「無」と思わざるをえない出来事に遭遇することができる。これでまた私たち夫婦は「越冬」という経験値が上がるはずだ。
そしてすでに私の頭の中には、無事に全ての雪かきをした後スノーシューを履いて雪原を歩きまわる楽しみが浮かんでいる。
無の心でただ思いっきり楽しみ、自然に身をまかせられる素晴らしい貸し切り時間が待ち遠しい。

ふと思う。ヒグマさまは冬眠中だが、そのほかの動物たちはどうやってこの冬の嵐をしのいでいるのだろう。あの大きなエゾシカもキタキツネやエゾユキウサギたちのように塒があるんだろうか。嵐が去ったあと雪紋だけになった雪原に一番最初に足跡を残すのはどの動物だろう。家の中で嵐が去るのを待つ私には想像することでさえも敵わない。




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by iroha8788 | 2017-12-26 10:10 | おはようの時間 | Comments(0)