千年の森へ

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気温16度の森の中は「春蝉」の声とともに春の植物たちがあふれていた。


早朝5時半には庭をひとまわりしひととおり朝のあいさつをすませ「お留守番頼みますね」とお断りの声をかけたあと出かけた。
R38をひたすら南下する道沿いの山々の緑は、目に青葉、山ウグイス(ホトトギス)、初鰹(鰹はもう食べることはできない。) 自然の鳥たちの声を聴きながらも、途中の道沿いで覚えているお気に入りの場所の植物たちの観察をしながら進んで行くその景色は自分でも呆れるというか笑ってしまうが何回見ても「蝦夷地に住んでよかった」と毎回言ってしまう。ここは季節がはっきり分かれていて、ぼーっとしている暇を与えない。山々を眺めのんびりすることはあっても、常に何かを感じさせ考えさえ、常にまだ知らなかったと「無知」であったことを再確認させてくれる。

そして9時半。開園時間に到着したが、すでに観光バス2台がとまっていて台湾からのツアー客が並んでいた。こういう感覚はお遍路の時の「御朱印待ち」が蘇る。15年前のお遍路の時からもずっと思っていた。海外の方のマナーを云々言うが日本人のツアーの団体軍団の方がよほど始末が悪い。それはもともと日本人が旅行に行って、そこでしてきたことを、されているだけなのではないのかと。

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森の中はすべての植物たちが輝いている。「シラネアオイ」「ヒトリシズカ」「オオサクラソウ」「バイカラマツソウ」「マムシソウ」グングン伸びる「トリカブト(オオトリカブトではない)」もうすぐ咲きそうな「バイケイソウ」「チゴユリ」名残りの「ニリンソウ」「エイレンソウ」…もう書いても書いてもきりがないほどの春の花たちや一番大好きな「クサソテツ」こと、コゴミちゃんたちの群生…草丈が1mをこえているのではないの?という立派な姿にもう…いつものピョンピョン状態になってしまう。

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水芭蕉の葉っぱをこんなに堪能できたのははじめてだ。

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とにかくあっちもこっちも目移りしすぎて落ち着く暇がない。立ち止まり屈みこんでは観察と言う名の「溺愛」をして首が痛くなるまで見入っては立ち上がり、木々たちの葉が風で揺らぎ溢れる光を見上げ深呼吸しては大きな木…ヤチダモちゃん、オヒョウ、どんぐり、カエデ、オニグルミ、ハルニレと、次々にあいさつをして行く。台湾のツアーの方々と時間をずらし貸切状態の森の中でバードコールを鳴らしていたが、この日は「春蝉」の大合唱でかき消されてしまうほどで、時折「あ!」と私の声に驚いてシーンとなるとウグイスが上手に囀っているのがやっとわかるほどだった。誰もいないのをいいことに、大きさ3cmくらいの小さな春蝉の可愛い姿を見つけては「おはよう!おチビのバルタン星人♪」と言いながらもずっと歌を歌っていた。

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おったまじゃーくしー!ウゴウゴいっぱいでなんて可愛い♪
何年ぶりだろう。熱海の「アカオ・ハーブ&ローズガーデン」以来だから、もう10年くらいだろうか。あそこは「ヒキガエルっちょ」のおたまじゃくしで、おっきい子たちだった。この子たちは「ニホンアマガエルっちょ」それとも「エゾアカガエルっちょ」だろうか。 ここはフォレストガーデンに行く手前の池で、帰り際に見つけてしばらく固まってしまった。同じく浅瀬の水温が高いところにはアメンボウもたくさんいた。

十勝・千年の森は、本当に素晴らしい。イコロの森と同じくらい大好きだ。
大満足のひとときは、ここのスタッフになりたいほどで、本当は1週間くらいお泊まりして毎日通い毎日森の中を観察したいくらいで、帰って来たばかりだがまた行きたくてウズウズしている。
森の散策は、最高である。

そして頭の中に、見たことわかったことを叩き込んでまた日常がはじまる。
まずはうちの葉むら草むらなんちゃってガーデンで伸びに伸びまくっている草刈りをはじめた。お断りをしながら草を刈ったあとの香りがたまらない。

おん。









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by iroha8788 | 2018-05-28 05:25 | おでかけ | Comments(0)